WEKO3
アイテム
マルチ・メディアと新しい公共圏の可能性 : デカルトのボン・サンスの視点
http://hdl.handle.net/10252/1084
http://hdl.handle.net/10252/1084ac733ce3-6d7e-48ba-bc89-76e39f2bee08
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
Infocom8_82-91.pdf (607.3 kB)
|
|
Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2008-09-09 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | マルチ・メディアと新しい公共圏の可能性 : デカルトのボン・サンスの視点 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Multi-media and possibility of new public sphere : perspective of Descartes's "bon sens" | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | journal article | |||||
著者 |
阿部, 孝太郎
× 阿部, 孝太郎 |
|||||
著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 2028 | |||||
姓名 | Abe, Kotaro | |||||
書誌情報 |
InfoCom REVIEW 巻 8, p. 82-91, 発行日 1996 |
|||||
出版者 | ||||||
出版者 | 情報通信総合研究所 | |||||
ISSN / EISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 1341-0024 | |||||
書誌ID(NCID) | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN10468039 | |||||
テキストバージョン | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 007.3 | |||||
NIIサブジェクト | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 情報・メディア・コミュニケーション | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 近年、マルチ・メディアの可能性が喧伝されているが、日本ではその経済的側面ばかりがとりあげられている観がなくもない。もちろん、それはそれで重要なことであるが、私自身は、マルチ・メディアの「可能性の中心」を、新たな公共圏の形成という観点--これは経済システムに関しても重要なテーマであるのだが--から考えている。 マルチ・メディアに関しては、一般的な定義がまだ存在していないかもしれない。さしあたって、西垣通の『マルチ・メディア』の定義をここで引こう。つまり、<音・映像・文書などの諸形式の情報をデジタル技術(コンピューター)によって統合したメディア>のことである。これによれば、従来のパソコン通信というものは、文字情報しかないので、マルチ・メディアの範疇には入らないが、WWW(World Wide Web)、あるいはCD-ROMのようなものは、ユーザーが音や映像を享受できるからマルチ・メディアと呼んでよいだろう。ただし、ビデオ・テープのようなものは、それだけではあえて「マルチ・メディア」と呼ぶ根拠が薄い。これがデジタル化されて、様々な加工・編集・交信の可能性がでてきて、マルチ・メディアとあえて定義 づける根拠が生まれる。 また、「公共圏」ということだが、近代市民社会の確立期に果たしたコーヒー・ハウスやサロンの役割は見逃せない。そこでは、しばしば芸術作品をめぐる討論が行われ、個々人の立場を離れた公的な意見(世論)が形成されていった。本稿では、ハーバーマスらの議論を参考にしながら、上記のマルチ・メディアとの関わり合いを論じていくことにする。 そして、近代市民社会の成立というマクロな歴史の経緯と、今日における電子コミュニティーの発展という現象を比較しながら、中長期的な情報社会のヴィジョンを探っていきたい。 |