Barrel10周年!!記念インタビュー

Barrel10周年!!記念インタビュー 
 
平成30年3月に10周年を迎えました!
10周年を記念して、7名の先生に研究内容についてインタビューをしました。


・商学科 王 力勇先生


主にグローバルマーケティング・広告について研究しています。

グローバルマーケティングに関する研究に、標準化や適応化という議論は1960年代から中心的な課題となっています。
この課題を巡って、中国の広告(コマーシャル)の表現、具体的に言えばメッセージ戦略、情報の量、文化的価値訴求について研究してきました。

広告は時代や文化を映し出す鏡ともいわれています。
中国では、計画経済時代には広告というものが存在しなかったのですが、市場経済になり、広告が打ち出されてきました。
中国でも、西洋的な文化の影響は受けていますため、この影響が広告にも反映されているのです。
但し、全て西洋的になっているということではなく、西洋的と中国伝統的な文化両方が映されているのです。
勿論いろんな影響要因がありますが、製品カテゴリーによって広告に使われている文化的価値訴求も違います。
例えば、日用品や酒というカテゴリーでは、伝統的なものが多いです。

また、世界に目を向けると、日本では禁止されている比較広告を行っている国があったり、ブランドによっては、世界共通の広告を行うといった戦略を取っている企業もあります。


・社会情報学科 三浦 克宜先生


現在、顧客ニーズに合う最適なクラウド資源を見つけ出す方式、および要求仕様に関するプログラムを自動的に作り出す方式について主に研究しています。
前者のテーマに関しては、北大やNIIなどの多くの研究機関と共同で取り組んでいる研究課題です


・経済学科 池田 真介先生


1つは金融計量経済学です。
時々刻々と変化する株式市場の株価のデータを使って、投資家の考え方や価格の動きのパターンなどを探っています。

もう1つは、医療経済学です。
日本の市区町村別に計測されている自殺率のデータを使って、実証分析を行っています。
自殺率が高い、あるいは低い市区町村があり、その背景には何か要因があるのではないかと考え、自殺率のデータ、経済的な環境に関するデータ、人口高齢化に関するデータなどを組み合わせて自殺の要因を探っています。
今年は後志の各市区町村の役場や保健所を回り、後志の状況についても調査したいと考えています。

この2つの研究分野で試行錯誤しているうちに、研究テーマの裾野が広がっていったのですが、今後は、電力市場についての研究も進めていきます。
現在電力市場は過渡期で色々と改革しないといけない状況にありますが、それについて研究していきます。


・一般教育等 片山 昇先生


主に植物と昆虫との間の相互作用について調べています。
その相互作用を明らかにすることで、生態系や生物群集の成り立ちを理解するということを目標としています。
例えば、アリとアブラムシの相利共生系が植物を含めた他の生物に及ぼす影響ですとか、外来性植物であるセイタカアワダチソウと植食性昆虫の相互作用が生態系の物質循環に及ぼす影響といったことを調べてきました。

また、主にチシマザサを対象にした山菜の研究も行っています。
これは人が山菜を採ることでどういう影響を山菜に与えるのかということを明らかにすることであり、一般の方が関心のあるテーマの研究を行うことで社会に還元したいと思っています。

また、基礎ゼミを担当しているのですが、今年度はサンショウウオの実験を行いました。


・グローカル戦略推進センター 教育支援部門 田島 貴裕先生


教育工学を専門としています。
教育工学は様々なツールや技術を活用して、教育の改善をしたり、問題点を解決していこうとする学問です。

今は大津先生(アクティブラーニング担当学長特別補佐)が進められている、アクティブラーニングの教育成果の可視化について、協力しているところです。
アクティブラーニングは導入段階から落ち着いてきたところで、その教育効果を評価する段階にきているのですが、様々な教育評価指標があります。
本学の目指す教育目標に適した、アクティブラーニングの評価方法を検討しています。
授業アンケートや履修データ、小樽商大がこれまで行ってきた各種調査結果などを駆使して分析を行っていくことになるでしょうね。


・社会情報学科 片岡 駿先生


確率的情報処理に関する研究をしています。
これは画像処理、音声処理などの信号処理を確率や統計学の理論、手法を使って行う分野です。
本学の講義では意思決定論や計画数学を担当しています。


・一般教育等 安宅 仁人先生


教育行政学が専門です。
一人一人の子どもの成長や発達を、一貫して見守れるようような教育、子育てのあり方について研究しています。  
       
最近は人口が減っていくなかで、自治体そのものの維持が難しくなったりしていますが、そのような中でも学校や子育てについて色々な工夫をしている自治体があります。          
それらの自治体や、フィンランドやデンマークなどの子育て先進国に出向き、どのようなことをしているのかインタビューをしたのですが、今はそれらの内容を研究対象としています。           
フィンランドやデンマークなどの子育て先進国では、福祉が充実しているため、早くから女性と男性とが平等に社会に参画し、子育てしやすい環境となっています。           
例えばフィンランドには、ネウボラという保健師さんがいるのですが、妊娠と同時に専属のネウボラが妊婦さんにつき、学校に進学するくらいまでの間、色々な相談に応じています。           
子育て先進国には、これ以外にも安心して子育てができるような様々な制度が用意されています。 
         
北海道の自治体を例にするならば、東川町があげられます。
待機児童を作らないという方針を早くから打ち立て、周辺地域から子育て世代が集まってきて、北海道では数少ない子どもの数が増えている地域となっています。       
 

インタビューにご協力くださり、ありがとうございました。
10周年を迎えたBarrelをこれからもどうぞよろしくお願いいたします!