@article{oai:barrel.repo.nii.ac.jp:00005206, author = {松本, 朋哉 and 坂根, 嘉弘}, issue = {2}, journal = {アジア経済}, month = {Jun}, note = {市場に氾濫する低品質な不正農業投入財がアフリカで大きな問題となっている。氾濫する不正品のため,農民は収量増大が期待される化学肥料や高収量品種を導入する意欲を削がれ,それが農業技術普及のひとつの大きな足かせとなっている。生産性の改善を通じ農業生産を増大させたい途上国政府にとって,不正投入財問題は解決すべき重要な課題である。本稿では,アフリカの不正肥料の現状と対策をレビューするとともに,これまで分析が進んでいなかった近代日本の不正肥料排除の過程を検証することで,途上国における対策の糸口を探る。近代日本の不正肥料は,政府による取締法,検査官制度,農事試験場の依頼分析制度の導入,供給サイドによる製品のブランド化と特約取引網の確立,そして需要サイドによる共同購入事業という多面的な対策を通じて,昭和期に入り確実に抑制されていった。このような近代日本の経験を検討する中で,途上国への教訓を引き出したい。}, pages = {47--76}, title = {不正肥料問題 一一アフリカの現状への近代日本からの教訓一一}, volume = {58}, year = {2017} }