@techreport{oai:barrel.repo.nii.ac.jp:00003695, author = {柴山, 千里}, month = {Oct}, note = {本論文の自的は,ダンピングが国際貿易のルールにおいて非難されるべき行為として認知されるに至った経緯を歴史的に検証することである。対象とする期間は18世紀末から関税貿易一般協定が成立する1947年までとする。見いだされた結論の第一は,ダンピングを一つの商行為として認識していた18世紀末から,19世紀には戦争や貿易摩擦の中で外国の略奪ダンピングの概念が一般に流布され,1920年代にその存在と不公正性が国際的に広く認知されたことである。結論の第二は,ダンピングを防止する法律として成立したのは,事実上のセーフガード措置であり,略奪的ダンピング以外のダンピングもその対象とされるに至り,ダンピングと略奪的ダンピングが一意に結びつけられ,1947年のダンピング防止条項で,国際競争法の法源として不完全な形で引き継がれたことである。}, title = {ダンピングとダンピング防止法の起源 : 歴史的文脈における「不公正貿易」概念の成立}, year = {2000} }