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4900件目記念インタビュー

4900件目記念インタビュー 

 

平成285月に登録件数が4900件を突破しました!


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4900件目の文献は、グローカル戦略推進センター教育支援部門の辻義人先生による、『大学生活スタートアップ講座「レポート作成の作法」』でした。

 

辻先生にお話を伺いました。

 

「大学生活スタートアップ講座「レポート作成の作法」」は、どのような方たちに読んでいただきたいですか?

このレポート講習会は、入学して間もない一年生を対象に開講されているものです。なので、レポート作成の基礎を押さえたい一年生に読んでもらいたいと思います。もちろん、それ以外の方々にも活用していただければ、とても嬉しいですね。しかし、多くの方に読んでもらいたい一方で、この資料は講習会の配布資料ですので、できれば実際に講習会に参加していただきたい…というのが正直な気持ちです。実は、Barrelに掲載した資料は、重点だけを抜き出した「外部向け」のもので、実際のスライド資料とは少し異なります。実際のスライド資料では、もっと「遊び」を取り入れた、飽きないスライド資料を意識しています。

そういえば、昨年受講された方が「もう一度先生のお話を聞いてレポートの書き方を勉強したいから」と、今年も受講してくれたのですが、嬉しかったですね。

 

・「大学生活スタートアップ講座「レポート作成の作法」」では紹介されていない、レポート作成に役立つ資料、ツールなどありましたら学生の皆さんにご紹介ください。

いわゆる「レポートの教科書」は、毎年かなりの数の書籍が出版されています。なかには、大変素晴らしい解説書もあるのですが、必ずしも全てがそうとはいえない現状があります。

これは私個人の考えなのですが、独学でレポートの書き方を学ぶのは限界があるように思います。できれば、実際にレポートを作成して、内容を添削してもらって、その反省を次のレポートに生かすようなサイクルがないと、なかなか上達は難しいのではないでしょうか。レポート作成上の最低限の知識は抑えた上で、実際にレポートを書き、指導教員に添削していただくことが、何より上達の秘訣ではないかと思います。

もちろん、そのためには、レポートの内容に関する理解が必要になります。学生の皆さんは、レポートの書き方だけではなく、多様な分野に興味を持って勉強してください。そのうえで、アウトプットする練習をどんどんしてください。

 

・今後の研究についてご紹介ください。

現在、授業では主に「大学の学びの基礎(アカデミック・スキル)」に関する内容を扱っています。いわゆる、読み・書き・そろばんと言われる技能ですね。どうすれば、この基本的な学びの技能が指導できるのか、大変興味があります。

また、最近は「テスト理論」についても興味があります。出題された問題が、良い問題か、そうでない問題かを考える、そのような分野があるんですね。これまで、テストは絶対的なもので、一方的に解答させられるものだったかもしれません。しかし、そのテストが適切な問題か、そうでないかを確かめることは重要なことではないかと考えています。

このように、いろいろ興味が拡散していますが、やはり最大の関心は「わかりやすい説明」です。私は、学生のころから一貫して、どうすれば相手にわかりやすく説明できるかということを研究してきました。自分自身の修練の意味もあるのですが、このテーマについて、今後も研究を続けていきたいと考えています。

 

Barrelについてご意見・ご感想があればお願いします。

以前、Barrel掲載900件目のインタビューをいただいたのは、平成20年のことでした。そして今回は4900件目とのこと、この大きな成長に敬意を表します。研究者にとって、研究成果の発表は非常に重要です。どんなに面白い研究成果が得られたとしても、それを発表する機会がなければ、それは「やっていない」と同じことになってしまうのです。

このインタビューに際しまして、私自身の記録を振り返ってみました。すると、あのときの成果が、数年後にこのような成果につながっていた・・・という気づきがありました。Barrelの活用を通して、このような時系列的な気づきが得られ、新たな発見がありました。

この記録を学生の皆さんが見たら、「この先生はこういう研究もしていたのだな」というように、どんどん興味や関心が広がっていく気がします。

今後とも、Barrelご担当者様、また、附属図書館の皆様には大変お世話になります。今後のますますの発展を期待しております。

 

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辻先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

Barrelが今後ますます魅力のある大きな樽に成長していけるよう、職員一同、努力していきたいと思います。